【速報】WiiU生産終了へ・・・・・・・・・・・
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http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98745680T20C16A3TI5000/
任天堂は主力の据え置き型ゲーム機「Wii U」の生産を年内にも終了する。
人気ソフトが少ないことなどから、前機種「Wii」に比べ、販売が振るわず、回復が見込めないと判断したもようだ。
同社は今年中にも、新型ゲーム機を発表する予定。
ゲーム機メーカーは次世代機の発売後も一定期間、旧型機の生産を続けることが多いが、不振が続くため、早めの生産終了に踏み切る。
任天堂は国内外で約6200万台を販売したファミリーコンピュータ(ファミコン)を1983年に発売して以降、数年ごとに後継機を投入してきた。
前機種のWiiは世界で1億台販売するヒット商品となったが、2012年発売のWii Uは3年あまりの累計販売台数が1300万台弱にとどまる。
Wii Uはコントローラーに液晶画面をつけており、テレビと2画面を使ったゲームも楽しめるのが特徴だ。
ただ、独特な機器構成となった分、ゲーム開発に手間がかかるため、外部のゲームソフトメーカーはWii U向けの開発を敬遠。
特長を生かしたゲームが少なく、消費者に訴求できなかった。
一方、競合するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション(PS)4」には米大手ゲームメーカーが大作ソフトを次々投入し、好調な販売を維持している。
Wii U向けに供給する部品メーカーによると、既に一部の部品は生産を中止している。早ければ年内にも部品在庫がなくなる見込み。
ゲーム機の生産を終えるが、任天堂は新規ソフトの開発は今後も続ける。
任天堂は今年中にも、新型ゲーム機「NX」を発表する予定。
概要は明らかにしていないが、発売すればWii Uの販売減少に拍車をかけることも、生産終了の判断を後押ししたようだ。
同社は携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」が好調だが、16年3月期の販売台数は660万台と前期比24%減る見通し。
為替が円高に振れたこともあり16年3月期の連結売上高は減少し、純利益は前期比ほぼ6割減の170億円に落ち込むとみられる。
Wii Uの早めの生産終了で在庫リスクを軽減し、今後はNXに経営資源を集中的に投入する構えだ。