軍事措置再開を宣言＝韓国の南北合意効力停止に対抗―北朝鮮

　【ソウル時事】北朝鮮国防省は２３日、朝鮮中央通信を通じた声明で、南北軍事合意によって停止していた全ての軍事的措置を再開し、軍事境界線付近に「強力な武力と新型軍事装備を配置する」と宣言した。

　軍事衝突が発生した場合、「全面的に『大韓民国』が責任を負うことになる」と主張した。

　韓国は２２日、北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げを強行したことを受け、２０１８年の南北軍事合意の効力を一部停止。軍事境界線付近での北朝鮮に対する監視・偵察活動を再開した。北朝鮮の声明はこれに対抗した形で、「今、この時刻から合意書に拘束されない」と表明した。