岸田首相ご満悦、いつのまにやら新省庁「感染症危機管理統括庁」が誕生…「どんどん無駄な省庁が増えていく」SNSに憤慨あふれる

　政府の感染症対応の司令塔を担う「内閣感染症危機管理統括庁」が1日、発足した。

　岸田文雄首相は発足式で、「この3年余りの新型コロナ感染症への対応を踏まえ、次の感染症危機に備えて、万全の備えを構築してもらいたい」と職員に訓示した。

　統括庁は平時、次の感染症危機に備えた行動計画の策定や訓練を担う。2013年につくられた「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」を改定し、医療提供体制などの見直しを進める。4日には、計画の見直しを議論する会議の初会合を開く。普段は専従職員38人の態勢だが、大流行時などには各省庁の職員が加わり101人まで増える。

　統括庁の看板の文字は岸田首相自ら揮毫（きごう）した。今年4月に発足したこども家庭庁は、発足式に参加した子どもらが毛筆で書いた文字を看板に使った。21年9月に発足したデジタル庁は毛筆文字の看板がなく、誰でも無料で利用できるオープンソースの書体を使ったロゴを使っている。（山崎毅朗）