【悲報】息子(64)「母親の介護疲れた…」→85歳母に熱湯5時間かけ殺害の疑い　介護していた64歳息子逮捕　山口

　28日午前7時55分ごろ、山口県宇部市昭和町2の住宅で「兄が母を殺した」と110番があった。警察官が駆け付けたところ、この家に住む無職、千々松（ちぢまつ）桂子さん（85）が全身にやけどを負って死亡しているのが見つかった。

　県警は同日深夜、同居する息子で無職の秀高容疑者（64）を殺人容疑で逮捕。秀高容疑者は熱湯を約5時間にわたって桂子さんにかけたという趣旨の供述をしているといい、県警が詳しい状況を調べている。

　逮捕容疑は27日午後9時ごろから28日午前2時ごろまでの間、殺意を持って桂子さんの全身に熱湯をかけるなどし、殺害したとしている。調べに「母にお湯をかけて殺したことは間違いない」と容疑を認めている。

　県警によると、桂子さんは1階にある寝室のベッドの上で、あおむけの状態のまま発見された。桂子さんは秀高容疑者と2人暮らしで、最も重い「要介護5」と認定されて自力では歩けない状態だった。秀高容疑者が桂子さんの介護をしていたとみられる。

　同市内に住む秀高容疑者の弟が通報したという。県警が詳しい動機などを調べている。【福原英信】