【画像】1940年代のカラーフィルムがこれ
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「コダクロームは、記憶を当時のままにフルカラーで完全保存する初めてのフィルムでした」
2018/04/30 07:01
デジタルカメラや自撮りの時代のずっと前には、コダックのフィルムブランド「コダクローム」が、カラー写真の代名詞だった。モノクロの世界
をみずみずしく色鮮やかな世界に変えたこのコダクロームは実質的に、一般の人々が利用できた最初の現代的なカラーフィルムだった。鮮明な色
と使いやすさのおかげで、人々が周囲の世界を理解し記憶する方法を永遠に変えたのだ。
この画期的製品の発売82周年を記念して、BuzzFeed Newsは、コダック社創業者を記念するジョージ・イーストマン博物館の技術コレクション・
キュレーターで、『Camera: A History of Photography from Daguerreotype to Digital』(カメラ:ダゲレオタイプからデジタルまでの歴史)
の著者であるトッド・グスタフソンに、この驚異的な製品とそのレガシーに関する専門知識を披露してもらった。
トッド・グスタフソン:コダクロームは本当に驚異的な製品ですが、その理由はたくさんあります。コダクロームという名前にちなんだ州立公園
(ユタ州のコダクローム・ベイスン州立公園)があります。長編映画のタイトルにもなりました(2017年のロードムービー映画『コダクローム』)。
ポール・サイモンもコダクロームについて歌っています。懐旧の情をかき立てるのでしょう。家族で過ごしたすばらしい休暇の思い出すべてが詰ま
った製品ですが、非常に高品質な製品でもありました。そういった、休暇を思い出させるところがあるので、この製品はいつも、非常に好意的な感情と共にありました。