日本人の「美徳」が羨ましい。なぜ中国では美徳が失われてしまったのか・・・
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日本人の「美徳」が羨ましい。なぜ中国では美徳が失われてしまったのか・・・
記事は中国の古い文献のなかでは「失礼」、「迷惑をかける」、「ご招待ありがとうございます」、「恐れ入りますが」、「お願いします」といった言葉が頻繁に登場しており、
こうした丁寧な言葉の使用頻度が「非常に高い」と説明している。つまり、かつての中国人は現代の日本人と同じように、他人に迷惑をかけることをとても申し訳なく感じていたということだ。
報道によれば、中国の地方都市においては、古いしきたりや美徳がわずかなりとも残されているものの、大都市においてはすでに失われてしまっていると指摘。現代の中国の教育は自己主張を強調し過ぎており、
周囲の人との協調や平和を大切にするという重要な考えは軽視されていると説明している。
中国の街では、電動バイクや自転車がぶつかったときに相手に対して謝らない光景をよく見かける。日本では自分に非がなくても「大丈夫ですか」と相手を気遣うかもしれないが、
中国では自分に非があっても謝ったり相手を気遣ったりしない場合が多い。
こうした事例は現代の中国人から他人に迷惑をかけることを申し訳なく思う気持ちが失われていることを表しているのかもしれない。
しかし記事はかつての中国にこの美徳があったのであれば、
その血を受け継ぐ子孫としてこの美徳を必ず取り戻せると主張している。つまり中国人にとって他人に迷惑をかけることを申し訳なく思う気持ちを培うのは手の届かないほど難しいことではなく、
かつて持っていたこの気持ちを努力して磨くことができれば、輝きを再び取り戻せるということだろう。日本人が世界中で礼儀正しい民族と認識されているように、
中国人もいつの日か「他人に迷惑をかけない」という美徳を取り戻し、マナーの良い国民と認識されるようになるのだろうか。