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【映画】<日本映画>「今の日本映画はレベルが低すぎる」に多くの意見…どうしたらいいか考えてみた

   

【映画】<日本映画>「今の日本映画はレベルが低すぎる」に多くの意見…どうしたらいいか考えてみた

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1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/04/17(日) 18:36:45.85 ID:ID:CAP_USER*.net
前回の「今の日本映画にもの申す…『レベルが本当に低い!』」に対し、予想を上回る多くの意見をいただいた。
読んでみて実感したのは、日本映画について危機感を抱いている人たちがこんなにも多くいたのか、ということだ。

この記事を書いた目的は、「もっと日本映画の良作が見たい」という思いから、そのためにどうしたらいいのかという議論の場を提供することだった。
今の日本映画についてファンの本音が聞きたかった。きっかけを作ってくれた英国の映画製作・配給会社「サードウィンドウフィルムズ」代表、アダム・トレル氏(33)にとても感謝している。

■製作委員会方式のデメリット

日本映画を取り巻く問題は根が深く、一筋縄にはいかない。例えば、アダム氏も指摘していた「製作委員会方式」。
複数企業が投資するためヒットしなくてもリスクが分散されるというメリットはあるが、ヒットしやすい企画に偏りがちというデメリットもある。

企業の意向を反映するために脚本の一部を変更したり、意中のタレントを出演させるという“ごり押し”もあるという。
かくして監督の思惑とは違う作品に仕上がってしまうのである。ツイッターには「作っている人間同士でなれ合って褒め合ってりゃあ(良作は生まれない)」といった声もあった。

■テレビ局映画の功罪

ここで過去5年の国内映画興行収入ランキングを振り返ってみる。2011年は1位の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」から3位までを洋画が独占。
12年は1位「BRAVE HEARTS 海猿」から3位までをフジテレビ製作の劇映画が占めた。13年は1位「風立ちぬ」、2位「モンスターズ・ユニバーシティ」、3位「ONE PIECE FILM Z」…と洋邦が混在。

14年は特大ヒット「アナと雪の女王」がトップで、以下「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」と邦画が続く。
15年は1、2位の「ジュラシック・ワールド」「ベイマックス」に次いで「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」「バケモノの子」の邦画アニメ2本がランクインした。

こうしてみると、日本映画はテレビ局製作の作品とアニメばかりがヒットしていることが分かる。
特に「テレビ局映画」は自局での豊富な宣伝力を武器に、今や日本の映画界を牽引している感さえある。ただ、そのことによる弊害も問題視されている。

 以前、映画関係者から「今の若者は映画の行間が読めない。それは作り手側の責任でもある」と自省を込めて言われた。
その真意は「分かりやすく作りすぎて、若者の映画を見る感覚を育てていない」ということだ。

前回の小欄で、ある新作を試写会で見て「思いっきり腹立たしくなった」と書いた。なぜかというと、登場人物たちが状況説明のために終始ベラベラとしゃべりまくるからだ。
“映画なんだからセリフじゃなくて映像で見せてよ”と心の中で毒づいていたのだが、一方で“ここまで説明しないと観客が理解できないとでも思っているのか”とがく然とした。
もう少し観客を信用して映画を作ってもいいのではないか。

この傾向はテレビ局が作った映画に多い。そこで求められているのは作家性より「分かりやすさ」の追求だ。だから薄っぺらく感じる。
さらにテレビで放映するのが鉄則のため放送禁止用語などが脚本から消され、不自然でつまらないセリフの洪水になっている。

ここはぜひ作家性が強く海外でも評判のいい監督たちに頑張ってもらって、日本映画の質の向上に貢献してほしい。テレビ出身の監督にも期待の星はいる。
5月に開かれる第69回カンヌ国際映画祭(仏)の「ある視点」部門に新作「海よりもまだ深く」(5月21日公開)の正式出品が決まった是枝裕和監督もその一人だ。

>>2以降につづく

産経新聞 4月17日(日)18時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160417-00000560-san-movi

引用元: ・【映画】<日本映画>「今の日本映画はレベルが低すぎる」に多くの意見…どうしたらいいか考えてみた

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